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いまさら読書『三銃士』

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こんにちは。めいです。

 

きょうは、いまさら読書をお送りします(●´ω`●)

いまさら読書がどういうコーナーかに関する説明は、第1回目のこちらの記事をお読みくださいm(_ _)m

 

may-work-autonomous.hatenablog.com

 

きょう取り上げるのは、アレクサンドル・デュマの『三銃士』です。

 

  

目次

 

めいによるうろ覚え解説『三銃士』

・ダルタニャン

・アトス、アラミス、ポルト

 以上です。登場人物の名前しか分からずに読み始めました(;´∀`)

もはや解説ではなくなってきている(; ・`ω・´)

今回もめげずに読みましたよ(●´ω`●)

 

感想

正確なあらすじ

青年ダルタニャンは、父の旧友で銃士隊長のトレヴィルを頼ってパリを目指す。その道中、大切な紹介状を貴族ロシュフォールに盗まれてしまう。

どうにかパリにたどりついたダルタニャンはトレヴィルとの面会を果たすが、ひょんなことから、今度は銃士隊員のアトス、アラミス、ポルトスと決闘するはめになってしまう。

しかし4人は、枢機卿の親衛隊を一緒に倒したことで無二の親友となる。

持ち前の剣術と知性で名を上げるダルタニャンだったが、愛するボナシユー夫人がさらわれ、妖女ミラディーと関係を持ったことを発端に、愛憎と策略が渦巻く戦いに巻き込まれていく。

 

どうでもよくもないけれど気になったこと:なぜ4人なのに「三」銃士?

 今回はこれまでとはちょっと違い、物語上どうでもよくもないけれど気になったことがありました。

三銃士の主人公と言えるのはダルタニャン、アトス、アラミス、ポルトスの4人なのに、なぜタイトルが「三」銃士なのでしょう(´・ω・`)

ダルタニャンは最初は銃士隊じゃないからなのか?と思っていたのですが、調べてみたところ、どうやらちょっと違うようです。

タイトルが三銃士なのは、この『三銃士』という小説が、ダルタニャンを主人公とする物語の第一部だからというのが通説のようです。

主人公のダルタニャンが3人の銃士と出会いました、ということだったのですね。

ていうか続きがあったのか(; ・`ω・´)

知らないことばっかりだ( ˘ω˘)

 

感想①長いからこそ面白い

この小説、くっそ長いです。約400ページ✕文庫3冊分あります。

でもね、夢中で読んじゃうんですよ、これが。特にミラディーが出てくる辺りからはめちゃくちゃ面白くなります。

長いからこそ人間関係の複雑さや人物設定の深みがよく描かれていて、それがとても面白いのです。

伏線もいくつかあって、

「え?◯◯◯◯◯って✕✕✕の□□だったの?」

「こいつがここでまた出てくるんですかwww」

みたいな面白さもあって、飽きません(*´ω`*)

 

感想②主人公が分かりやすく強い

くっそ長いのに楽しんで読めるのにはもう一つ理由があり、それは、主人公がめちゃくちゃ強いことです。

主人公補正って言うんですかね(;´∀`)?

ダルタニャン、都に出てきた時点で個体値最強です。

任務も大体成功するし、ぽんぽん出世しますし、危険もすいすいすり抜けます。あんまり絶体絶命になりません(^_^;)

ここまで強くて運がいいともはや清々しいとすら思いました( ˘ω˘)

他の3人ももちろんめちゃくちゃ強いのですが、それぞれ人間味もあって魅力的で、それも楽しくどんどん読めた要因の一つです。

アトスは寡黙でダンディーですが、結婚で大失敗していますし、アラミスはイケメンで頭もいいけど、恋愛がらみでめっちゃみんなにいじられます。そして、ポルトスも強いのですが、見栄っ張りで敵にはアホ扱いされていて、かわいらしいです(*´ω`*)

それぞれに個性があって魅力的でした。

 

感想③世界史を勉強したくなる

三銃士の舞台は17世紀のフランスなのですが、ルイ13世、そのお妃のアンヌ・ドートリッシュ、リシュリー枢機卿、バッキンガム公爵など、その時代に実在した人物も物語に大きく関わってきます。

「中世フランス」という時代を何となく知っているだけでも十分楽しめる物語なのですが、これはきっと、世界史をばっちり勉強していたらもっと楽しめるのではないかと思いました。

高校生の頃は日本史Bと地理を選択していたので、これを期に世界史Bを勉強してみようかしら( ・`ω・´)という気になりました。

ちなみに、ダルタニャン、アトス、アラミス、ポルトスやトレヴィル隊長にも実在のモデルがいるらしく、そちらも調べてみると面白いかなと思いました。

 

感想④「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の重み

「1人はみんなのために、みんなは1人のために」

この、よくクラスの標語になるやつ、実は出典は三銃士だそうです。

初めて知りました(´゚д゚`)

今回私が読んだ竹村猛さんバージョンでは違う訳(「4人は一つ、切っても切れぬ」)になっていて、訳者によっていろいろな訳があるようです。

このセリフが発せられている状況や時代背景を考えると、「実弾も撃ったことない子どもが軽率にクラスの標語とかにしたら駄目じゃん(; ・`ω・´)」と思いました。

三銃士とダルタニャンが生きていた時代は、ちょっとのことですぐ決闘するし、1歩間違ったら死ぬかもしれないし、ちょっとの裏切りで国が滅びるかもしれない時代でした。

そんな時代に発せられたと思うと、よほどの信頼関係と忠義心がある仲でしか言えないなと思いました。

たかが1クラスの1年の標語にするには重過ぎる言葉だったのだとびっくりしました。

また、この言葉がクラスの標語になると、事あるごとにこの言葉が振りかざされ、輪を乱さないように圧力が発生させられて、いつもなんとも言えない嫌な気持ちになっていた記憶があります(-_-;)

本来はそんな使い方をするべき言葉じゃないんだなということも分かりました。

響きがいいし、クラスの団結とかのためにはちょうどいいので、この言葉だけが独り歩きしてしまっているような感じがしますが、こういうパワーのある言葉こそ文脈や背景を知らずに使っちゃ駄目だなと思いました(; ・`ω・´)

 

おわりに

きょうは、いまさら読書として『三銃士』について書きました。

前回の『人間失格』とは全く違い、主人公が無双してくれる痛快な物語で、楽しく読めました(●´ω`●)

たまにはこういう本もいいですね(*´ω`*)

次回は何を読もうかな?

 

きょうはこれでおしまいです。

また来てくださいね!