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読書感想文の書き方③読みやすい日本語に整える

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こんにちは。めいです。

 

きょうも、読書感想文の書き方を解説していきます( ・`ω・´)

読書感想文の書き方に関する記事はこちらから↓

 

may-work-autonomous.hatenablog.com

 

きょうはついに、文章化の段階です。

早速やっていきましょう(*゚∀゚)

 

目次

 

読書感想文を書く手順

まずは、読書感想文を書く手順のおさらいです。

①本を読みつつメモを取る

②メモした内容を詳細化する 

③読みやすい日本語に整える  ←きょうはここ

④構成を考え、組み立てる

⑤推敲する

 こんな感じです( ・`ω・´)

きょうは、③の「読みやすい日本語に整える」を解説していきます。 

 

 読みやすい日本語に整える

 この段階では、②でメモを詳細化したものにさらに手を加え、文章にしていきます。

人に読んでもらうことを意識して、丁寧な言葉で文章にしていきましょう。

 

整えるときのコツ:わざわざ難しい言葉を使わない

読みやすい日本語に整えていくときのコツは、わざわざ難しい言葉を使わないことです。

日本語は、複雑にしようと思ったらいくらでも複雑にできます。

しかし、複雑にすればするほど、書くのも読むのも大変になってしまいます(´・ω・`)

読書感想文は、読んでくれる人に自分の気持ちを伝えるためのものですから、できるだけ分かりやすい言葉を選ぶようにしましょう。

それに、自分が使いこなせないような言葉で感想を書こうとしても、思ったような文章は書けません。

自分が使いこなせる、等身大の言葉を使って感想文を書くようにしましょう(*´ω`*)

 

敬体?常体?

文章を書くときに、敬体で書いたほうがいいのか、常体で書いたほうがいいのかと迷う方がいらっしゃるかもしれません。

念のために説明しておくと、敬体とはいわゆる「です・ます調」のことで、常体が「だ・である調」のことです。

この点に関しては、感想文の場合はまじでどっちでもいいと思います(; ・`ω・´)

自分が書きやすいと思うほうで書いてみましょう(●´ω`●)

書くのが苦手な人は敬体のほうがいいかも?

強いて言うなら、文章を書くのが苦手な方は敬体で書くほうがおすすめかなと思います。

硬くならず、自然な感じの文章が書けるのではないかなと思います( ˘ω˘)

あと、常体よりも文字数が稼げるという点でもおすすめです。せこいですけど(^_^;)

どちらで書くにしても、一つの感想文の中で敬体なら敬体、常体なら常体と、使う体を統一し、混在しないようにすることだけは注意しましょうね。

 

整えるのにおすすめのツール:類語辞典

読みやすい日本語に整える際におすすめなのが、類語辞典です。

類語辞典は、ある単語を調べると、その単語と似た意味の言葉(類語)を教えてくれる辞典です。

どうしてもあらたまった表現が分からない場合、類語辞典でその単語を調べてみましょう。

私はWeblio類語辞典でよく調べています。

 

thesaurus.weblio.jp

 

検索エンジンと同じ感覚で使えて便利ですよ(●´ω`●)

ちなみに、類語辞典で「ムカつく」と調べるとこんな結果が表示されます。

 

f:id:maymay0413:20200804174438j:plain

 

たくさんありますよね(;´∀`)

ちなみに「ぴえん」も検索してみましたが、さすがにありませんでした。

ぴえん(;_;)

もし言い換えに困ったら類語辞典を検索してみて、良さそうな単語を使ってみましょう(*´ω`*)

 

やってみました

私がいまさら読書で書いている感想も、顔文字が入っていたり、くだけた表現を使っていたりするので、例としてちょっと直してみました。

直したのは、『人間失格』の感想①です。

人間失格の感想記事はこちら↓

 

may-work-autonomous.hatenablog.com

 

まず、この感想を書くのに使った詳細化がこちら。


f:id:maymay0413:20200804180620j:image

 

これを基に文章化したものはこんな感じでした。

この小説、最初から最後まで一貫してどんよりした空気が漂っているのですが、私が一番絶望的な気分にさせられたのは冒頭です。

冒頭では、主人公の葉蔵はずっと、駅にあるホームからホームに移動するための階段は遊戯場だと思っていたことが語られます。移動という目的のためではなく、階段を上ったり下りたりすることを楽しむためにあるのだと思っていたのです。

しかし、あるとき葉蔵は、その階段がただ移動するという目的のためだけの実利的なものだったと気付き、興ざめしたと続けます。

また、葉蔵は、敷き布団や枕カバー、掛け布団のカバーなどをとてもつまらない装飾だと思っていたけれど、これが案外実利的なものだったことに気付いたとも語ります。

私はこの部分を読んで打ちのめされた気持ちになりました。

だって、自分が楽しい、面白いと思っていたものは、実は存在していなかったと気付いてしまったということですよね?

しかも、自分が楽しいと思っていたものは、自分がつまらないと思っていたものと同じ程度のものだったということにも気付いてしまったということだと思うのです。

しょっぱなからいきなり、受け入れがたい現実をつきつけられた気分になりました(´・ω・`)

 今回は、これを常体にしてみます。

結果はこうなりました↓

作品中には、最初から最後まで一貫してどんよりした空気が漂っているのだが、私が一番絶望的な気分にさせられたのは冒頭だ。冒頭、主人公の葉蔵は長らく、駅にあるホームからホームに移動するための階段は遊戯場だと思っていたことが語られる。移動という目的のためではなく、階段を上ったり下りたりすることを楽しむためにあるのだと思っていたというのである。しかし、葉蔵は、あるときその階段がただ移動するという目的のためだけの実利的なものだったと気付き、興ざめしたと続ける。また、葉蔵は、敷き布団や枕カバー、掛け布団のカバーなどをとてもつまらない装飾だと思っていたが、これが案外実利的なものだったことに気付いたとも語る。私はこの部分を読み、打ちのめされた気持ちになった。なぜならそれは、自分が楽しい、面白いと思っていたものは、実は存在していなかったと気付いてしまったということだからだ。しかも、自分が楽しいと思っていたものは、自分がつまらないと思っていたものと同じ程度のものだったということにも気付いてしまったのである。冒頭からいきなり、受け入れがたい現実をつきつけられた気分になった。

どうでしょう(●´ω`●)?結構雰囲気変わりますよね(*゚∀゚) 余裕がある方は敬体、常体両方で文章化してみて、雰囲気に合いそうなほうを選んでみるのもいいかもしれません(*´ω`*)

 こんなふうに整える作業を詳細化した感想一つ一つにやっていくと、感想文の完成はもうすぐそこです( ・`ω・´)

 

おわりに

きょうは、読書感想文の書き方のうち、「読みやすい日本語に整える」について解説しました。

ここまでできるとだいぶ完成が見えてきますので、類語辞典なども使いつつ、ぜひ頑張って取り組んでみてください(●´ω`●)

 

きょうはこれでおしまいです。

また来てくださいね!