猿腕の主張
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こんにちは。めいです。
きょうは、猿腕について書いてみようと思います。
「猿腕」という単語自体を初めて見たという方もいるかもしれませんね。
知らなくても大体の人は問題なく生きていけることなのですが、知っているとちょっとだけ人生で役立つかもしれないので、興味があるよという方は、ぜひ、きょうの記事を読んでみてください(●´ω`●)
目次
猿腕とは?
猿腕は、「さるうで」と読みます。
猿の腕のことではなく、人間の腕のことです(^_^;)
両腕を体の前に出して右手の小指の側面と左手の小指の側面をくっつけたとき、手元から肘の下までがくっつく腕のことを猿腕といいます。
こんな感じです↓
ご自身の腕でちょっと試してみてください(●´ω`●)
肘から先が曲がって付いてるってイメージですかね( ˘ω˘)
猿腕の特徴
その他、猿腕の特徴として、
・手のひらを内側に向けて挙手する(ラジオ体操第一の背伸びの運動の一番最初の動き)と肘から先が外に反る
・四つん這いになると肘関節の内側が真正面(指先と同じ方向)を向く(猿腕でない方は内側を向きます)
などがあります。
病気とかではない
いろいろと特徴を書いてきましたが、猿腕は病気というわけではありません。
健康にも日常生活にも、ほとんど影響はありません。
ただ、普通の腕とちょっと違った特徴があるというだけです。
猿腕の人でも、気付かなければ自分が猿腕だと知らず、特に困ることもなく一生を終えると思います(^_^;)
ただ、猿腕の特徴が不利に働くスポーツなどがあるので、猿腕について知っておいて損はないという感じです( ・`ω・´)
不利になる場合もあるけどできないわけじゃない
普通の腕にはない特徴を持つ猿腕ですので、肘を使うスポーツなどでこれらの特徴がやや不利に働くこともあります。
よく言われるのはバイオリン、テニス、弓道です。
確かにどれも肘を使いますね(; ・`ω・´)
私も猿腕なのですが、個人的な経験から言うと、これらに加えてボウリングも猿腕の影響を受けるスポーツだなと思います(^_^;)
狙った所に投げられた試しがありません(-ω-;)
割と好きなんですけどね、ボウリング(´・ω・`)
ただ、あくまで不利になる場合があるというだけで、できないとか向いてないというわけではありません。
事実、バイオリンだろうがテニスだろうが弓道だろうがボウリングだろうが、猿腕のプロの方は一定数いらっしゃると思います。
かくいう私も中学生のときは部活でビオラを弾いていましたが、特に困ったことはありませんでした(●´ω`●)
指導者の下でフォームを工夫すれば、猿腕でも十分スポーツや楽器を楽しめますよ(*゚∀゚)
猿腕の主張
30年ほど猿腕と共に生きてきた私ですが、猿腕のせいでめちゃくちゃ困ったということはありません。
ただ、自分自身や周囲の人が猿腕を理解していなかったがためにちょっとだけ困ったことはあったので、その辺りを皆さんと共有させてください( ・`ω・´)
「腕をぴんと伸ばして」と言われると腕が反る
日常生活では全く困ることのない猿腕なのですが、一つだけ困ったことがありました。
それは「腕をぴんと伸ばして」という指示です(; ・`ω・´)
特に、猿腕の特徴でも書いた、手のひらを内側に向けて挙手したとき、すなわち、体操やダンスなどでラジオ体操第一の背伸びの運動の一番最初の動きのような動きをした際に困りました(-ω-;)
ぴんと伸ばそうとするとなぜ腕が反る?
猿腕の場合、手のひらを内側に向けて挙手しただけでも、そもそも肘から先が外側に反ってしまいます。
そこに加えて「ぴんと伸ばして」と言われると、多くの人は無意識に肘から先に力を入れると思います。
ここが問題です(^ω^;)
猿腕でない方は、肘から先に力を入れるとよりきれいに、真っ直ぐ肘先が伸びます。
しかし、猿腕はそうではないのです(; ・`ω・´)
猿腕の人は、肘から先に力を入れると、肘先がさらに外に反ります(;´Д`)
きれいに伸ばそうとしてやることが逆効果になってしまうんですよね(´・ω・`)
「ぴんと伸ばして」が巻き起こす悪循環
この「腕をぴんと伸ばして」という指示、場合によっては非常に悲しい悪循環を引き起こします(; ・`ω・´)
例えば、体育の授業でラジオ体操をしたと想像してみてください。
自分が猿腕だということを知らない猿腕の生徒がラジオ体操するのを、猿腕を知らない体育の先生が監督します。
猿腕の生徒が背伸びの運動をすると、腕は外に反ります。
それを見た体育の先生は、外に反った腕を見て、生徒が真面目にラジオ体操に取り組んでいないと感じます。
そこで先生は「腕をぴんと伸ばして」と指示します。
すると、猿腕の生徒は指示通り「ぴんと」伸ばします。肘先に力を入れるので、さらに肘先が反ります。
腕が全然ぴんと伸びないので、先生は「もっとちゃんと、ぴんと伸ばして」と指示します。
猿腕の生徒は「伸ばしてるのにな(´・ω・`)」と思いつつ、さらにぴんとしてみます。
無情にも肘先は反ったままです(-_-;)
何回言っても腕をきちんと伸ばさないので、先生はキレ気味です。
頑張っても頑張っても腕が曲がっていると言われるので、猿腕の生徒はどうしていいか分からず悲しい気持ちになってしまいます(´・ω・`)
めっちゃ悲しくないですか(;´ω`)?
これね、私の実体験です(-ω-;)
私自身、自分が猿腕だということを大学生になるまで知りませんでした。
ですから、力を入れると自分の腕が反るなんて知りもしませんでした(; ・`ω・´)
大学生のときに友人に指摘されて初めて自分が猿腕だと知ったことで、猿腕について調べるようになり、やっと自分の腕の特徴を知ったのです(-_-;)
そこでようやく、なぜ自分があんなに怒られたのかが理解できました(;´∀`)
そして不安になったのです。
私と同じように、ラジオ体操の初っ端で先生にキレられる猿腕の子どもたちが世の中にそこそこいるのではないかと(´;ω;`)
悪循環を断つのは知識
この悲劇的な悪循環を断つにはどうしたらいいのでしょう(´・ω・`)?
私が考える解決策は、猿腕について知っている人を増やすことです。
私は、その場にいる誰か1人でも猿腕やその特徴について知っていれば、先ほどのような悪循環は起こらないのではないかなと思っています(●´ω`●)
猿腕の人が自分が猿腕だと知って、特徴を理解していれば、自分で工夫して腕が真っ直ぐ伸びているように見せることができます。
指導者の方が猿腕を理解していれば、猿腕の子に合った方法で指導できます。
自分が猿腕でなく、また指導者でなかったとしても、猿腕について知っていれば、猿腕を知らないことで生じている悪循環に一石を投じることができます。
きょうこの記事を書いたのも、猿腕について少しでも多くの人に知ってもらい、悲しい悪循環を断つためなのです( ・`ω・´)
もしあなたが猿腕を知らない指導者に怒られている猿腕を知らない猿腕の人を見つけたら、ぜひ一言、声を掛けてあげてほしいのです。
「もしかして猿腕?」
その一言で、その人は救われるかもしれません(*´ω`*)
個人的には子どもに関わる人には全員知っといてほしい
自分が猿腕でちょっと嫌な思いをした恨みがかなり含まれていると思うのですが、猿腕に関する知識は幼児教育や教員養成過程で必修にしてほしいと思っています(;´∀`)
特に、体育の先生は知っといて(´・ω・`)?と思います。
指導される子が幼ければ幼いほど、わけも分からず怒られるのはつらいと思います(-_-;)
つらい思いをする子が減ることを祈っています( ・`ω・´)
おわりに
きょうは、猿腕について書いてみました。
多くの人にはあんまり関係ない話かもしれないのですが、記事にすることで少しでも猿腕について理解してくれる人が増えたらいいなと思って書きました。
読んでくださった方は本当にありがとうございます(;´∀`)
そして、そんな優しいかたがたによって、猿腕でつらい思いをする子が減ったらいいなと思います(*´ω`*)
もう少し書きたいことがあったのですが、案外長くなってしまったので、明日続きを書こうと思います(^ω^;)
良ければ引き続きお付き合いください(●´ω`●)
きょうはこれでおしまいです。
また来てくださいね!