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テープ起こしのコツ~複数話者がいる音声の起こし方~

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こんにちは。めいです。

 

きょうも、テープ起こしのコツについてお伝えしていきます。

きょうは、話している人がいたくさんいる音声、複数話者がいる音声の起こし方のコツについて書いていきます。

複数話者がいる音声の大変なところ

話者がたくさんいる音声の場合、一番苦労するのが「声の聞き分け」です。話している人が複数いると、誰の発言なのかはっきり分からないときがあります。私の感覚では、4人ぐらいまでは何とかなるのですが、5人以上になると難しくなってくるな、と思います。特に、全員同性、同年代となるとかなり聞き分けが難しいと感じます。

ちなみに私は、おじさんしかいない会議の音声が一番苦手です(^_^;)

少しでも声を聞き分けやすくするために、私がやっているメモ方法を紹介しようと思います。

声を聞き分けるためのメモ術

使うもの

用意するのは、大きめの付箋消せるボールペンです。

私はポストイットの75mm✕75mmのものと、フリクションを使っています。

 

付箋は、見やすい色であれば好きな色で構いません。個人的には、強粘着のものがはがれず、ストレスなく使えてお薦めです。

 

消せるボールペンについても、好きなインク色で構いません。付箋の色との相性で、見やすいものを選んでください。途中で書き直すことが何度もあるので、普通のボールペンよりも消せるボールペンがお薦めです。
 
やり方

話者名が不明な状態で音声を起こし始めた、というシチュエーションでやり方を説明していこうと思います。実際に私が例として書いた、架空の音声に関するメモと共にお届けします。字が汚いのは勘弁してください…

 

作業を始める前に、付箋は机の上、自分の利き手側に貼っておき、消せるボールペンもすぐ書けるようにスタンバイしておきます。

音声を起こし始めたら、まず、最初にしゃべった人をAとし、ふせんの左上にAと記入します。


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そして、その隣に話者Aさんの特徴をメモしておきます。

性別の他、声が大きい、年寄りっぽい、ハキハキしゃべる等、何でも良いので、感じたことをとにかくメモします。「かわいい声」とか「芸人の◯◯に似てる」とかでもOKです。誰にも見せないので(笑)「社長」「A案に賛成の人」など、その人の役職や立場を書いておくのも良いと思います。

ここでは、Aさんはおばさんで、ハキハキと話す方、ということにしておきます。


f:id:maymay0413:20200119112453j:image

次に別の話者が話したらBと記入し、話し始めたタイムコードを書いておきます。タイムコードは話者の聞き分けのために使うので、必ずメモしておいてください。

併せて、先ほどと同様にその人の特徴も書いておきます。

3分57秒で初登場したBさんはおじさんで、モゴモゴしゃべる人です。
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その後、別の話者がしゃべるたびにアルファベット、タイムコード、特徴の記入を繰り返します。これで話者に関する情報が蓄積されていきます。

下記のようなイメージです。
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途中で話者の名前が判明したときは、アルファベットを消して、正しい名前に変えておきましょう。また、アルファベットの順番がずれますので、それも書き直します。

そして、原稿のほうの話者名も、名前が分かった時点で修正し、アルファベットも修正しておきます。Wordの置換機能を使います。

ここはやり方の好みが分かれると思うのですが、私は名前が分かった時点で修正するようにしています。全て起こしてから一気に置換するのもありなのですが、私は置換しなければいけなかったこと自体を忘れて、そのまま納品してしまいそうなので、名前が分かったらその都度修正してしまっています。
今回の例では、Bさんが「スズキ」さんと判明したことにします。まず、Bさんをスズキと書き直します。スズキさん以降に発言した人のアルファベットがずれますから、CさんをB、DさんをC、EさんをDと修正します。書き起こした原稿のほうも、置換機能で名前を修正しておきます。

こんなイメージです↓
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最後に、「この人、既に発言したかも?」という人が出てきたときの確認方法をお伝えします。まず、前に発言したかもしれない人がしゃべり始めたタイムコードをメモします。

今回は、20分38秒頃に、スズキさんと思しき人が発言したとします。空いている部分に20:38とメモします。
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次に、メモしたタイムコードの部分と、発言したかもしれない人が話し始めたタイムコードの部分を聞き比べます。

今回の例であれば、20分38秒時点からの発言部分と、スズキさんが初めて話した3分57秒時点からの発言部分を聞き比べます。

比べてみて同じ人だと思えばその人の発言とし、違う人だと思えば、別の話者の発言部分とも比較したり、新しく登場した話者として新たなアルファベットを振ったりします。

このように、タイムコードを利用して効率よく聞き比べられるようにしながら作業を進めていくと、聞き分けが少し楽にできるようになります。

おわりに

きょうは、複数話者がいる音声での声の聞き分けのコツについてお伝えしました。

私は、話者の特徴をメモする際は、直感に従って書くことが大事だと思っています。最初の印象はとても重要で、それを基に話者を推測すると当たることが結構あります。自分用のメモなので、気にせず思ったことをメモしてしまいましょう。私はたまに「なんかムカつく声」とかメモしています(笑)

聞き分けが少しでも楽になれば幸いです。

 

きょうはこれでおしまいです。

また来てくださいね!