テープ起こしに必要なスキル
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こんにちは。めいです。
きょうは、テープ起こしに必要なスキルについて書いていこうと思います。
先日、テープ起こしの魅力について書いた記事で「テープ起こしに必要なスキルは、誰でも努力で高めていける」と書きました。
may-work-autonomous.hatenablog.com
せっかくですので、テープ起こしに必要なスキルにはどのようなものがあるのか、それらのスキルを高めていくためにはどんなことをすればいいのかもまとめておこうと思います。
これからテープ起こしを始めるための勉強方法が知りたいという方、既にテープ起こしをしていて、さらにスキルを高めたいという方の参考になれば幸いです(●´ω`●)
きょうはまず、テープ起こしに必要なスキルの概要をご説明します。明日以降は、それぞれのスキルを高める具体的な方法を書いていきます。
※これから説明することは、私が勝手に考えているだけで、特に科学的根拠などはありませんのであしからず(^_^;)
目次
めいが考えるテープ起こしに必要なスキル
私がテープ起こしに必要だと思っているスキルは五つあります。
①タイピング力
②国語力
③知識力
④操作力
⑤検索力
です。
それぞれ説明していきますね。
①タイピング力
これは読んだままなのですが、「速く正確にタイピングできる力」のことです。速さと正確さのどちらかだけでなく、両方を兼ね備えていることが大切です。
私は、このスキルが一番訓練しやすく、成果も上がりやすいのではないかなと思っています。
②知識力
私が考える知識力とは、「幅広い知識を保持し、活用する力」です。
テープ起こしではさまざまな分野の音声を起こしますので、知識の幅は広ければ広いほど作業がしやすくなります。
たくさんの知識を持っていて、さらに知識を増やそうと努力できると最高です。
また、知識を活用できることも大切です。ただ知っているだけではなく、必要なときにそれを思い出せることが重要なのです。
そして、ここで言う知識には、政治、経済といった分野に関する知識の他に、ツールの操作方法など、作業を効率化するための知識も含まれます。
③国語力
これもそのままです(^_^;) 強いて言うなら、「正しい日本語を使いこなせる力」でしょうか。
国語力が高い人は、句読点を正しい位置に打つ、「ホショウ」など、同じ読みの漢字がたくさんある言葉が出てきたときに、正しい漢字を選択するといったことなどが素早くできると思います。
このスキルは、テープ起こしの中でも整文をするときに生きてくると思っています。整文では、話し言葉の音声を書き言葉に直していきます。主語と述語を正しく一致させたり、言いさしは文脈から予測して補ったりと、高い国語力が必要とされます。
④操作力
操作力というのは「ツールを効率的に操作する力」です。例えば、パソコン上でショートカットキーを活用したり、見やすいように画面を配置したりということです。
このブログの中でも、何度か作業効率化ツールを紹介していますが、ああいったものを使いこなせるのも操作力だと言えます。
Togglやタブレットの活用などがそれですね。一応、記事を載せておきます。
may-work-autonomous.hatenablog.com
may-work-autonomous.hatenablog.com
⑤検索力
最後は検索力、「分からない言葉を検索する力」です。ググる力ということですね。
簡単に検索と言いますが、実はこれ、なかなか高度なスキルだと思います。聞こえた音を頼りに、文脈や話題から推測して言葉を探し当てなければなりません。
分からない言葉を検索しているときは、推理ゲームでもしているような気分になります(^_^;)
テープ起こしに必要なスキルの構造
三つの基礎スキルと二つの応用スキル
私は、上記で紹介した五つのスキルは、三つの基礎スキルと二つの応用スキルに分けられると思っています。
図にするとこんな感じです。
①タイピング力、②知識力、③国語力が三つの基礎スキル、④操作力と⑤検索力が二つの応用スキルという位置付けです。
もう少し説明すると、「操作力」は「タイピング力」と「知識力」を組み合わせて応用することで発揮される力、「検索力」は「知識力」と「国語力」を組み合わせて応用することで発揮される力だと捉えています。
具体例も交えつつそれぞれを説明したいと思います。
操作力=タイピング力+知識力
操作力は、タイピング力と知識力をかけ合わせたときに発揮されます。
というのは、どちらかだけでは効率的で素早い操作はできないということです。
例えば、タイピング力だけが高くて知識力が低いとすると、「打つのはめちゃくちゃ速いけど、操作方法の知識を全然知らない」ということになります。どれだけ速く打てたとしても、恐らくコピーペーストを使える人にはかないません。
逆に、知識力だけ高くてタイピング力が低いと、「効率化の知識はあるけど、実際にキーを打つのはめちゃくちゃ遅い」ということになりますね。ショートカットキーをたくさん知っているのなら、それを速く打てるほうが効率は上がります。
キーが速く正確に打てる上に、コピーペーストや切り取りなどの知識も持っていることで操作力が高まるわけです。
検索力=知識力+国語力
検索力は知識力と国語力をかけ合わせると発揮されます。これは具体的にどういうことなのか、例を示してご説明しようと思います。
音声の中で「めいでん」という言葉が出てきたとします。この単語の表記が分からないので、検索することにします。
まず、「知識力」を使ってみましょう。自分の知識の中から、知っている限りの「めいでん」を引っ張り出します。
私の知識の中から取り出せたのは、アニメの「ローゼンメイデン」、ヘヴィメタルバンド、もしくは中世の拷問器具である「アイアン・メイデン」。そして、高校野球の常連校でありイチローの母校でもある、愛知工業大学名電高等学校、略して「名電」です。
そして、「ローゼンメイデンをメイデンとは略さない」ことも知っているので、ここで「ローゼンメイデン」は候補から外します。
これで2つまで絞れました。でも、この音声の「めいでん」が、どちらの「めいでん」を指しているのかはまだ分かりません。
そこで、「国語力」を使います。国語力を使って、話の文脈や話題を読み取るのです。もしこの音声でヘヴィメタルバンドや中世の拷問器具について話しているとしたら、この「めいでん」は「アイアン・メイデン」の略称である可能性が高いです。高校野球やイチローについて話していれば「名電」となります。
こんな具合で、検索には知識力と国語力の両方を活用しているのです。
基礎スキルを高めないと応用スキルは使えない
ここまでの説明でもうお分かりだと思いますが、応用スキルは基礎スキルをかけ合わせることで発揮され、相乗効果で高まります。
つまり、基礎力を高めないと応用スキルは発揮されないし、高まりません。
逆に言うと、基礎スキルが高まれば高まるほど、応用スキルも高まるということです。
応用スキル単体で高めることはできません。
基礎スキルをとにかく高めていくことがテープ起こしにおけるスキルアップです。
おわりに
きょうは、テープ起こしに必要なスキルの概要と構造についてご説明しました。
いろいろ説明しましたが、「応用スキルを高めるには、基礎スキルを高めなければならない」という点を分かっていただければOKです。ただ、あくまで私の考えなので、ご参考程度でお願いします(^_^;)
また、「必要なスキル」というのは、「現時点で絶対に持っていないと駄目」というものではありません。これから勉強したり、実務経験を積んだりする中で高める努力をしていけるとよいスキルということです。
私もまだまだうまくできないことばかりですので、よりスキルを高められるように修行していきます(`・ω・´)
一緒に頑張りましょう(*゚∀゚)
明日からは基礎スキルの具体的な高め方をお伝えしていきます(●´ω`●)
きょうはこれでおしまいです。
また来てくださいね!